メーカーの未来は開発にあり
これは私が昔、某メーカーの製品開発をしていた時に身に染みて感じたことです。
当時、私は製品開発のための基礎実験担当者として某メーカーにおりましたが、手掛けている製品は、5年後、10年後に市場に出回る予定の製品でした。
1年開発を怠ると、5年後に発売する製品が減る、もしくは無くなる。当然製品開発を怠りなく行っていた競合他社には製品ラインナップで負けることになります。たとえ5年後、10年後に発売する製品とは言え、今日の作業を怠ることは将来の自社、ひいては自分の首を絞めることに繋がります。よってメーカーは日々開発に取り組むことが求められると感じました。
しかしながら開発には莫大な費用が必要となります。基礎研究・試作・試験・改良。これの繰り返しです。大企業の様に開発に十分な時間と予算を振り当てられる企業は良いでしょうが、時間的・費用的な余裕が無く、日々既存製品・リピート品の製造に追われている企業特に中小零細企業にとって開発は非常に大きな負担となります。したがってそのような企業が5年、10年後の製品開発を行って未来の安心を手に入れることは大変難しく、永続的なメーカーになり切れないことがあると思います。
そこでご提案です。
貴社が永続的なメーカーとして開発に専念できるように、既存製品の製造工程の全てもしくは一部を弊社にお預け頂きたい。人材、スペース、時間。貴社の大切な財産は全て製品開発のために、弊社の財産は既存製品の製造に、です。
そこまで開発が重要というのであれば、自分のところがそうすべきなのではないかと思われるかと思います。当然です。
悔しいかな弊社はまさに開発に時間も費用も当てられない零細企業です。その事実は一朝一夕で変わるものではありません。メーカーになるということは非常に難しいことと思っております。したがって弊社より遥かに余裕のある企業様が永続的なメーカーとして発展されるのをお手伝いすることを仕事とすることに致しました。これも現状を見据えた上での私の経営判断です。
如何でしょう。是非とも弊社を上手く使って頂き、製品の開発を通して貴社がますます発展されるお手伝いをさせて頂けませんでしょうか。
装置製作.com 代表 林